日本で初めての自然派ラブローション(潤滑ゼリー)を作った社長の話!
会社と商品のコンセプトが出来るまでの12年間には色々なことがありました。今ではそのすべてが人生を豊かにしてくれる良い思い出です。
『世界中の恋人達にLOVE&SMILEを届けよう!』そんな思いを胸に秘めて完成した日本で初めてのオーガニックな潤滑ゼリーローション(オーガニックレベル95%)
今日は製品の開発まで実際にあったエピソードを交えてお伝えしたいと思います。Vol.2コンセプト編でお話したように、製品開発までの期間は1年以上かかりました。
全くの素人が、オーガニックのコスメを創る。それもセンシュアルコスメのラブローション(潤滑ジェルローション)潤滑ジェルなんて一度も聞いたこともない、使ったこともない。 まさにビックリの世界!なんで僕が!でした...
オーガニックコスメ 15項目の品質基準
目指したのは、オーガニックレベル95%以上(世界のオーガニック品質基準が95%)。
①口に入っても安全なものである
②膣の中に入っても安全である
③舐めて美味しい
④ヌルヌル感が愛液に近い
⑤パラベンや防腐剤を使わない
⑥人口の香料を使用しない
⑦鉱物系・動物性の成分を使用しない
⑧無農薬(オーガニック)である
➈キャリーオーバーの疑いのある材料は使わない
⑩乾いてもサラサラである
⑪使用後も肌に馴染み、潤いを与える
⑫使ったときの持続性も適度にある
⑬全身に使っても肌に良いもの
⑭遺伝子組み換えの原料を使用しない
⑮製造段階で環境に害のあるものは使わない
以上、15項目の及ぶ開発の規則を自分なりに作りました。化粧品の素人だから、こんな基準を思いついたのだと思います。もし化粧品業界の経験があればこんなものは作れないと最初の段階で諦めたでしょう。
ここから上記の条件で開発してくれる会社を探すことになりました。ですが、ほぼ全ての開発メーカーからお断りされました。笑われもしました。どこにも相手にされなかったのです。問い合わせの回答さえもいただけない会社も多数ありました。
ジョン&マリーは世界で一番小さなオーガニックの品質にこだわったデリケートゾーンケアコスメの会社です。
「出来ません」「そんなことしても利益がでませんよ」何度聞いたことでしょう。「女性は何も考えていないから、コラーゲンとかヒアルロン酸とか混ぜると売れるから入れましょう!」
「ナチュラルって言えばいいんですよ!基準なんてありませんから」「中身なんて、どこも同じですよ!」「外側のデザインと入れ物を見かけを良くすればいいんですよ」
こちらからの問いに「え...?そんな!」という回答しかいただけない大手のコスメ会社も何社かありました。これが化粧品業界なのか!これが有名ブランドと言われるものなのか???
難しいことは最初からわかっていたことですが、これが僕が体験した最初の化粧品業界の現実でした。 オーガニック95%なんてとても無理だと、途方に暮れる日々。
日本中探しても無理なのだろうか?そんな中でも何社か興味持ってくれるオーガニック開発メーカーもありましたが、肝心なところの「膣の中に入れない」という制約条件付きなのでした。 「それでは!潤滑ジェルにならないですよ!」
運命の出逢いとあきらめない心 オーガニック品質
落ち込んではいられない。世界でも珍しいオーガニック潤滑ジェルの開発を目指しています。
そんな時に街で運命のように出会ったのが、現在ジョン&マリーの製品開発を引き受けてくれているホームぺージもない(笑)頑固な農学博士のオーガニック専門の化粧品開発会社でした。 水の綺麗な南アルプスにあるオーガニック・ファクトリーです。
博士の考え方は女性の20年後のことを考えた化粧品の開発。ここまでこだわっているファクトリーは日本にはない!そんな想いを博士に事情を話し、ジョン&マリーの15項目の開発基準をすべて聞き入れてくれました。
さらに、『もっと基準を上げて作りましょう!』と言ってくれました。女性のデリケートな部分に使用するものなのでオーガニックレベルを98%まで上げて作れるかもしれません。という言葉が博士から聞くことができました。
「そんなこと出来るのですか?」 「やってみましょう!」 「ヤッタ~!ついに!商品化できるぞ!」 しかしここから、十数回の試作品のやり直しと、あと1年にも開発の時間が及ぶとは予想もしていませんでした。